アラフォーでも身につく、おすすめ英語勉強方法(短期留学編)

 オンライン英会話と一緒に僕が時々行っていたのが「短期留学」です。でも僕はアラフォーサラリーマンで、オンライン英会話編でも書いたように「ブラック企業」に勤めていた為、長期で休暇を取る事が出来ず、夏休み、冬休みを活用して、1週間だけのプランでタイミングを見て行ってきました。

 正直この短期間で英会話を技術的にぐっと伸ばす事は難しかったですが、そこでの出会い、気持ちの変化、受けた刺激は大きく、何度でも行きたくなります。今日は僕が行った学校を少しだけご紹介したいと思います。

フィリピン短期留学

 幸運な事に僕はフィリピン留学に合計3回行きました。それぞれのタイミングはこんな感じです。それぞれの壁に当たった時に、その壁を破るきっかけになったら。という気持ちで行ってました。留学しただけですんなりとはやっぱり行きませんし、たった1週間の留学で劇的に技術的に変化する事は難しかったですが、周りから刺激を受け、気持ちの変化が大きかった事、留学の度に大きな発見があった事、これらが壁を破るきっかけになったのかな、と今では思っています。

●1回目:第一の壁。オンライン英会話を始めてすぐ、自己紹介や自分の趣味がやっと話せるようになったくらいのタイミング。何をやったら良いのか良く分からず手探りな状態。

●2回目:第二の壁。そこそこ簡単な事なら自分の言える事が言えるようになってきたタイミング。ただし表現がマンネリ化してきており、オンライン英会話を続けていても進歩が感じられなくなる。

●3回目:第三の壁。日常会話にはおおむね話せるようになるが、ビジネス英会話ができない。

●4回目:第四の壁。仕事でそこそこ使えるようになるが、ネイティブの言っている事を理解するのが困難なタイミング。 今ココ。コロナの為留学できず。留学したい。

気になるフィリピン留学の料金ですが、1週間でトータル11~12万+航空費はかかります。いろいろなサイトで非常に安い金額が出ているところがありますが、それは授業料だけを言っているところが多く、実際は授業料以外に、入学金、SSP(フィリピンで授業を受ける時に必ず必要な物)、教材費用、電気代、水道代、空港送迎費、その他諸経費(学校により様々)を入れると、1週間の授業料が約7万円に対し+5万位の経費が掛かってしまいます。ただしそれを上回るメリットがあるので、僕は是非お勧めします。

行くまでの流れはすごくシンプルでこんな感じになります。

【短期留学の流れ】

①留学エージェントを決める

  個人で学校にアポを取るのが難しいので必ずエージェントを入れる事になります。手厚いサポートをしてくれるところ値段が高く、サポートが少ない所は安い。といった具合で、僕は最安を探していたので、同じ学校の同じブランを仮置きして、複数エージェントから見積もりとって決めると、一番安い所が見つけられると思います。ちなみに僕がいつもお世話になっているエージェントさんは「フィルイングリッシュさん」。メールのやり取りだけで全部終わるので、すごくシンプルで◎。ただし、下に出てくる「QQ English」さんは当時エージェント対応が無く、直接Webから申し込みました。

②学校を決める

  基本は要望(期間、伸ばしたいスキル、場所、施設、食事への要求)を伝えて、エージェントさんから紹介してもらうのが一番良いと思いますし、人によってこだわりが変わりますので一概にここがいいとは言えませんが、短期留学でのポイントは、この2点だと思っていますので、僕の場合は学校は自分で決めて、エージェントさんには分からない部分の確認と、正式見積もり、休校日の確認等のみのやり取りにしています。

1.「月曜から授業可能」(多くの学校は月曜オリエンテーションで授業は火曜)

2.「自分の旅程内に休校日が無い事、もしくはあったとしても、授業日数が保証されている事」

このポイントを最重要とし、それで僕が選んだのが、CELLA,CIP,Philinter,QQEnglishの4校でした。後で詳しく説明していきます。

③航空券を購入する

ここは大きく値段に差がつくところです。僕はいつも次の中から相見積もりし、一番安いとこをさがしています。1点注意点はこういった格安空港は一度予約すると入力ミスがあってもキャンセル料取られるところがあるので注意が必要です!

海外格安航空券予約サイト-skyticket.jp-

スカイスキャナー

・トラベルコ

それでは、さっそく僕が経験した学校をそれぞれ紹介していきます。まずは一番初めに行って、海外での生活にはまり、最高の体験をさせてもらったCELLAさんからです!

CELLA

 僕が1番はじめに行った留学先、CELLA@セブです。第一の壁の時に訪れました。ここの特徴は「Expresser1,2」という、1,2週間の専用コースがある事。また、祝日にも正規授業を提供(フィリピンでは珍しい)、月曜の午後から土曜日の午前中まで授業がある。通常コースよりも授業数が多い。というのが決めてです。また、ほとんどがマンツーマンである為、レベルを先生がみて、レベルに合わせて授業をしてくれるので安心です。

 学校の紹介はHPに詳しく書いてありますので、ここでは僕の体験談をメインに書きたいと思います。授業ですが、僕の場合は、この時全くの初心者であったため、ほとんどの授業が自己紹介から始まり、趣味の会話、フィリピンや日本の文化についての話をした後、テキストに沿った授業に入っていきました。

 朝8時~夕方17時まで、授業間の休憩5分で英語漬けです。もちろん当時はスムーズに話せないですが、表現を都度修正してくれる為、これを毎日やると、さすがに、会話の幅も広がっていきます。僕はその日に習った表現をその日の夜に復習をし、翌日にその表現で会話をする。その繰り返しで、少しづつ話せる範囲を広げていった事を覚えています。先生方も本当に優しく、1授業45分なのですが、本当にあっという間で1週間が経ちました。この1週間で、日本での数か月の勉強に相当するくらい濃密で、かつ、初心者だった私は、とにかく話す事にすごく慣れる事ができ、本当に良かったと思います。

 授業ももちろん最高でしたが、中でも一番刺激を受けたのは、他の留学生のモチベーションの高さです。来ている方は大学生や社会人になりたての方が多く、人生はこれから。という方々ばかり、皆夢を持っており、一生懸命勉強しています。これはとても刺激になり、勉強をするには最高の環境だったと思いました。

 もちろん今はオンライン授業が日本でも受けられるため、同じような事は日本に居ても可能です。ただ僕は授業だけでなく、同じ目標をもった人たちと同じ環境、空間で励ましあいながら、切磋琢磨でき、国際的な文化や考えを知る。これが、まだ英会話を始めたばかりで、なかなか上達できなかった自分に刺激を与え、日本に帰ってからも勉強継続できるモチベーションになったと思います。

 また、ここでは僕が留学していたことは、週末のアクティビティも先生方が考えてくれ、希望の生徒は地域に観光に行く事も出来ます。フィリピンが不慣れな場合、1人で観光するのも難しいので、友達も作れ、観光もでき、とても良い体験でした!

当時のスケジュール表↓(朝から夕方までびっしりマンツーマン)

CELLAスケジュール表

寮の中↓(フィリピンの英会話学校の中ではかなり綺麗です。私は1人部屋を頼んだのに2人泊まれるとても大きな部屋で、まるでホテルへ宿泊している可能様な気分でした。)

CELLA寮

↓こんな感じのキッチン、冷蔵庫もあります。長期滞在する方にはとても便利。

CELLA寮

↓ダイニングも広々。なんと「G」は一回も出ませんでした。

CELLA寮

学校外観↓ (学校と寮が一体。フィリピンのほとんどの学校がこのスタイル。食事も提供してもらえるので、現地ではほとんどお金は必要ありません。外食したり、タクシーのっても物価が安いので気ににならない。観光編はまた別ブログで。)

CELLA外観

次はネイティブの先生で有名なCIPさんです!

CIP

 僕が2回目に訪れた学校。CIP@クラークです。しばらくオンライン英会話をしていると、会話がマンネリ化してくる現象が訪れます。何となく意思疎通が出来るようになってきてそれで満足してしまう現象ですね。多分英会話を始めた人は必ず経験する場所ではないかと思います。フレーズも最低限の内容を覚え、短い文章では会話できますが、難しい内容は伝えられず、また、TOEICの長文のようなものは理解がまだ難しいような時期かと思います。旅行であればここまで達成すれば僕は問題ないと思っていますが、僕は仕事で。という最大の目的があった為、この状況を打破しようと、2回目の留学を決意しました。

 ここCIPの特徴は何といってもネイティブ講師が在籍しているというところです。ネイティブのマンツーマンなんて当時は絶対無理でした。今では僕も活用している、オンライン学校の「ネイティブキャンプ」「DMM英会話」をはじめ多くのオンライン学校で出来るようになってきましたが、面直のマンツーマンネイティブでこの価格帯は格安だと思います。

 また通常は初日に実施されるレベルテストが事前(日本にいる時)に実施されるため、月曜午前から授業が開始できます。僕が行った時は日曜にフリーの授業が開催されていて、入校前に授業に参加する事も出来ました。

 僕が申し込んだのは「Rapid35」コースです。(2021/1現在はRapid30/60しかないみたいです。)これは国の祝日に関係なく、授業数を確保してくれるコースで、1週間の場合には毎日7時間の正規授業が週35時間保障されており、仮に祝日が入ったとしても、他の曜日に補填されるようになっています。また、このコースには、「ネイティブマンツーマン3時間」「マンツーマン3時間」「ネイティブグループ1時間」「ネイティブオプション(希望者)」(2021/1現在はネイティブマンツーマンが2時間のようです。)があり、ネイティブマンツーマンの英語漬けが体験できます。

 ここで一番感じたのは、ネイティブの発音の違いでした。オンライン英会話では、ずっとフィリピン講師から授業を受けており、聞き取れるようになってきたと思っていたのですが、こうしてネイティブとマンツーマンをしていると、フィリピン講師の時の半分以下しか理解が出来ません。また、表現も違いもあり、それも聞き取れない原因の1つだという事が発見出来ました。

 僕はどちらが良いというのは自分の英語学習の目的次第かなと思っているのですが、同じ英語でも国によって表現も発音も変わるんだなぁという事が発見で、仕事で使うという目的の為には、いろいろな国の方といろいろな表現で会話する必要があるな、と思うようになり、それ以来、オンライン授業でも積極的に様々な国籍の方の授業を受けるようにしています。そうしていく中で、聞くときも話すときも表現の幅を広げていくようになりました。

スケジュール表↓

CIPスケジュール表

寮の中↓(綺麗ではありません)

CIP寮内

学校↓

CIP外観
CIP外観

次はビジネス英語で有名なPhilinterさんです。

Philinter

 3回目の留学はPhilinter+QQEnglish。ブラック企業からの転職が決まり、まとまった休みを取りました。その中で、本編にあるハワイにも行ったのですが、その前に、もうこんな長い休みは定年まで取れない。という事で、思い切って2週間の短期留学に行きました。最大で2.5週間の時間が取れたのですが、通常のフィリピンの学校は月曜入校、金曜卒業のところが多く、0.5週間を扱ってくれるところがありません。そんな中いろいろ調べた結果、「QQ English」は1日単位での入校が可能である事が分かり、水曜→土曜は「QQ English」@ITパーク(セブ)日曜にPhilinterへ移動し、月曜から2週間Philinter@マクタン島で授業を受けました。まずはPhilinterから紹介していきます。

 僕がPhilinter@マクタン島を選んだ理由は、短期のビジネスコースがあり、その評判が良かったからです。この頃は日常会話はそこそこ出来るようになってきていたのですが、やっぱり仕事で、というのはまだまだ難しい状況でした。次の会社では積極的に英語を使うポジションに就きたかった為、それまでに最低限のビジネス英語を学びたいと思い、短期でビジネスコースがあるここに決めました。

 ビジネスコースでは、ビジネスに必要なスモールトークから始まり、ミーティング時の挨拶や話し方、自己紹介、電話の応答といった一通りの基本的なビジネスに活用できる表現を学び、今までの日常会話との表現の違いを学びましたが、一番良かった授業はプレゼンテーションの授業です。

 プレゼンをするため、授業の中でテーマを決め、それに対し、パワーポイントのストーリー作りから表現の仕方を学び、最後は大きめのホールで他生徒の前でプレゼンを実際に実施し、質疑応答に答える。という物です。ものすごく緊張しましたが、その経験の中で、英語でのプレゼンの仕方が学べ、今でも会社で役立っていると感じています。

スケジュール表↓

Philinter時間割

寮の中↓(綺麗ではありません。エアコンがうるさくて何度も修理依頼をしました。)

Philinter寮
Philinter寮

学校↓

Philinter寮

最後は超短期留学も可能なQQEnglishさんです。

QQEnglish

 最後は有名なQQEnglishさんです。ここの最大の特徴は「超短期留学」が可能な所です。通常のフィリピンの学校は月曜入校、金曜卒業がほとんどであり、サラリーマンには優しくありません。通常月から綺麗に1週間休みが取れる事は珍しいですよね。

 それがここではいつでも入校でき、いつでも卒業が出来るというシステムを導入している為、ものすごくフレキシブルに授業が受けられます。僕は「超短期7プラン」を受け、毎日7時間のマンツーマン授業を受けました。このいつでも入校いつでも卒業出来るシステムは、サラリーマンにとってはものすごく良いシステムだと思います。(2021/1現在で調べてみたら申し込みできないのでこのプランは中止になっているかもです)

 ここで一番よかったと思った授業は「カランメソッド」です。内容は詳しく説明されているページがいくつかありますので、そちらで見ていただくのが良いかと思いますが、簡単に説明すると、先生が質問しそれに間髪入れず回答する。それを授業時間の間ずっと繰り返し、その間質問や待ち時間は与えられず、ひたすら質問を受け、答える。という物です。考える時間が無いので、英語の瞬発力を鍛え、英語脳のするためのトレーニングです。僕は初めてここで学び、超短期だった為、数時間しか受ける事が出来ませんでしたが、また是非受けたいと思っております。

 また、僕が感じた他のフィリピン留学の学校との違いは、ITパークにあり、ビル内にある為か、どこか日本の予備校や塾のような雰囲気を感じました。他の学校は専用の建屋+寮がセットとなっており基本的には外出禁止ですが、ここは食事時に外に出るのも可能ですし、自由な雰囲気を感じました。

 休みが1週間取れないけど英語漬けの生活を送りたい。または水曜から翌週の水曜といったように週の中から週の中のような連休になってしまった。という方にはお勧めです!

学校↓(このビルの中)

QQEnglish

短期留学先を紹介してきました。アラフォーになって今まで苦手だったものを始めるのはすごく大変ですよね。時間もないし吸収も遅くなってきているので、中々上達しない苛立ちもあると思いますし、家庭のある方はその時間も大切なのでそのバランスをとる事の難しさもあると思います。僕は詰め込んで疲れてしまうとイヤになってしまうので、ゆっくりゆっくりですが、楽しんで、習慣化して少しでも前へ進めればと思いますし、今まで英語を通じてできた同士もみな仲間で宝です。あっという間に定年になってしまう年ですが、その後の人生を楽しむ為にも続けていきたいなと思っています。

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